先日、記載した減価償却の償却率の改正による節税について。
償却率の計算がとても簡単になりました。
(1÷耐用年数)×2.5 です。
例えば、パソコンの場合。耐用年数は4年です。
4年の耐用年数の償却率は、今までは「0.438」でした。
今回の改正で、耐用年数4年の償却率は「0.625」になりました。
(1÷4)×1.25=0.625ですね。
少額の資産であれば、大した差額にはなりませんが、車などの高額の投資の場合、大きな差額になってきます。
ここで、私が申し上げたいのが、「資金の流れと経費額の差」です。
蛭田昭史税理士事務所の節税の定義、それは「税金を減らすこと」ではなく、「手元に残るお金を増やす」ことです。
目先の節税だけでなく、資金の安定です。
例えば、最も手っ取り早い節税はお金を払ってお買い物や飲食などをする事ですね。
しかし、節税目的だけで行うと、総じて「無駄遣い」になってしまいます。
結局、税金を支払った方が、手元に残るお金が多かった。。。なんて結果にもなりかねません。
企業経営上、重要なのが、この「手元に残るお金を増やす」ことです。
その為の、節税であるべきだと考えています。
そこで、減価償却の改正を受けて節税をする場合、出て行くお金以上の経費化(=節税)ができれば、それは「手元に残るお金が増える」ことになります。
減価償却は、支払いの是非は問いません。分割払いでも未払いでも良いのです。
先日のブログに記載しましたように、300万円の4年落ちの中古車を4年ローンで購入した場合を考えてみましょう。
資金支出額は、75万円。減価償却費は300万円です。
節税額は300万円×30%(業績によっては31~40%)=90万円の節税です。
資金流出額以上の節税ができますね。
企業運営にうまくフィットできれば良いのではないか、と思っています。
似た用語が、神田昌典氏の365日語録に記載されていました。
「税金の節約よりも、金の流れを優先せよ。」
(解説)
節税目的で経営判断すると、なぜかお金に嫌われる。
出て行くお金に未練があると、入ってくる流れも堰き止める。
余談ですが、償却後の事業年度では、反対に、経費(減価償却)は0円ですが、資金流出が75万円になりますので、複数年に渡っての対策を考えましょう。
また、個人事業者の方も、この方法は活用できます。
個人事業者の確定申告のポイント1とポイント2を記載していますので、こちらもご参照下さい。
節税でお困りですか?
節税に関するご相談はこちら
投稿者:税理士 蛭田昭史 2007年08月27日 19:44