景気悪化の株主総会!?
6月も下旬です。
株主総会がたて続けに開催されます。
やはり、業績はダウンしている企業が多く、「計画も下方修正」、「大幅に経費削減目標」という方向のようです。
最近のように、急激に環境が変化してしまうと、経営の舵取りがその変化の速度に追いつけません。
中小企業であっても、業績が悪化してしばらくしてから、
「これはマズイ!!」
と思い、慌てて対策を講じます。
○長期間、業績の良かった企業
○ある程度、規模の大きい企業
は、特に今回の急激な景気悪化に対応しきれていません。
「この世に生き残る生き物は、最も力の強いものか。
そうではない。最も頭のいいものか。そうでもない。
それは、変化に対応できる生き物だ」
と、ダーウィンは言っています。
外部環境の変化に素早く対応というと難しく感じてしまいます。
それよりも、外部環境の変化が与える
「当社の業績の変化を素早く察知できる体制」
が必要です。
その為には、『タイムリーな自社の業績把握』です。
難しく考えず、いまの姿を
○過去の姿との比較 (前年同月比較)
○あるべき姿との比較 (予算実績比較)
○平均との比較 (同業他社比較)
を行なう事で、自社の立ち位置が分かろうというものです。
自社だけの業績を眺めているだけでは、見えてくるものはありません。
『世の中が変わっているのだから、
少なくとも今のまま進むと間違いになる』
松井道夫(松井証券社長)
2009年6月25日