PDCA経営管理「部門を分けましょう!」
今日は、企業が継続し発展させるための経営管理方法に第2ステップをお話します。
「自社の業務を部門分けて管理しましょう!」
企業は1つの事業だけを行なっている訳ではありません。
ウチは1つの業種を行なっているよ。という場合でも、お客様ごと、時間帯ごと、地域ごと、担当者ごと、商品サービスの種類ごとなど、実は内容は違うはずです。
例え飲食店1店舗だけを経営している場合でも、部門分けはできます。
例えば、
フード売上部門とドリンク売上部門で部門を分ける。
ランチ売上部門とディナー売上部門で部門を分ける。
極論ではメニューごとに売上部門を分ける。など。
卸売業でも同じです。
取扱商品ごとに部門を分ける。
得意先相手(またはグループや地域)ごとに部門を分ける。
担当者ごとに部門を分ける。
部門を分けて業績を把握することによって、見えてくるものがあるはずです。
業績のよい部門と悪い部門、これから伸びそうな部門と萎みそうな部門、力を入れるべき部門とそうでない部門など。
よく言われるのが、売上高が高い得意先20%で全売上高の80%を占めている。(2対8の法則などと言われます)しかし、利益率は実は低かった。などなど。
また、飲食店などは、暑い時期に限界利益率が上がります。
理由は簡単です。
売上に占めるドリンク売上の量が増える(フードよりドリンクの方が利益率が高い)からです。
このように、部門を分けて業績把握を行うと、違った面が見えてきます。
部門は最初から細かく分けるのではなく大きい区切り方から始め、当社にとってどのような部門の区切り方で効果を測ったら効果的かを考慮して部門分けしましょう。
第1ステップでお話した「損益分岐点売上高(企業継続必達売上高)」などの目標売上も、この部門ごとに目標設定すると良いでしょう。
2009年2月24日