労働契約書 労働問題解決のへ道

労働契約とは、使用者と労働者との間でどのような労働をして、その対価として賃金や労働条件をどのようにするかを約束するものです。

社長さんと話をしていると、この労働契約書を作って渡すのが結構面倒なようです。

気持ちはすごくよくわかります。

使用者と労働者の労働条件をはっきりさせることによって、会社がその条件に縛られてしまうのが不安だからです。

しかし、私は労働契約書をきちんと作成しましょう!とアドバイスしています。

なぜなら、これは従業員のためではなく、会社のためでもあるからです!!

労働条件について争いになったときに一番もめるのが「言った、言わない」問題です。

そして、この問題について公(この場合は労働基準監督署や裁判所)で争うと、まず、使用者が負けます。

言ったことを証明できないからです。

会社が強者、労働者が弱者、と世間的には考えますから。

労働条件を書面にしてもしなくても、とやかく言ってくる従業員はいつも同じです。

ならば少しでも書面にして記録を残しておくことが必要なのです。

労働契約書は一度締結しても、その契約を期間が満了しなくても変更することができます。

しかしながら、私が今まで関与した中で、最も効果のあった労働問題解決方法は、

労働者と密にコミュニケーションをとることにより信頼関係を作ることです。

やはり、お互い人間同士です。

労働契約書を不作成にして、うやむやにするよりも大事といえるでしょう。

この記事を読んでいる方は、これから長く、会社を経営してゆく事と思います。

是非、労働契約書について、本腰で検討してみてください。

2006年7月20日

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