社員のやりがいの引き出し方(実践編)

私が購読しているメルマガで、非常に興味深い記事がありました。

その会社は、非常にユニークな方法で社員のやりがいを引き出しています。

方法論ではありません。場合によっては統制が取れなくなってしまうのではないかと思ってしまいます。

ところが、業績は上がっているし、社員のやりがいを引き出すことに大成功しているのです。

個性的な社長さんあってのとてもユニークな方法です。

その会社とは、パタゴニアというアウトドア関連用品の会社です。

ご存知の方も多いのではないでしょうか?

発行者である、社会保険労務士の荒木さんに承諾を得て、下記に引用させて頂きます。

(以下、引用)

パタゴニアという会社をご存知の方は非常に多いと思います。

アウトドア関連の衣料品で有名な世界的企業ですよね。

それではこの会社の日本支社がある場所をご存知でしょうか?

外資系企業の日本支社であれば、当然にして東京のど真ん中、アパレルであれば、青山か渋谷、恵比寿辺りを想像したくなります。

しかしパタゴニアの日本支社は、なんと鎌倉にあるのです。

鶴岡八幡宮から伸びる若宮大路沿いの農連市場の隣に日本支社はあります。

今から800年前の日本であれば、鎌倉は日本の中心でありましたが、日本企業

でさえ鎌倉に本社を置く全国企業は殆どありません。

なぜパタゴニアは鎌倉に日本支社を置いているのでしょうか?

答えはズバリ、いつでも社員がサーフィンに行ける場所だからです。

それは「社員をサーフィンに行かせよう」ということであり、この言葉にパタゴニアの創業者の経営哲学が反映されています。

今年の3月にパタゴニアの創業者、イヴォン・シュイナード氏の著書『社員をサーフィンに行かせよう』が発行されました。

1950年代後半に創業し、50年かけて経営してきた同社の歴史を、氏の生まれから創業、そして世界的な企業になるまでの経過を書き綴ったものです。

単に伝記のような読み物ではなく、先見性に富んだ経営書であると感じ今回取り上げる次第です。

パタゴニアでは社員はいつでもサーフィンに行って良いそうです。勤務中でも構いません。

良い波が来ているときに、サーフィンがしたくなった時に、いつでも行って良いのだそうです。

そのために日本支社を鎌倉に置いているのだそうです。

サーフィンとは一つの例であり、創業者が一番好きなスポーツだからわかり易く言っているのであり、登山でも、釣りでも、自転車でもなんでも良いそうです。

嘘みたいな会社ですよね。

しかしそれにはチャンとした狙いがあります。

第一に「責任感」

サーフィンに行くのも、仕事をするのも、一人ひとりが責任を持って、自分の判

断で出来るようにする。

第二は「効率性」

自分が好きなことをすれば、仕事もはかどる。

午後に良い波が来ることがわかれば、その前の数時間はテキパキと効率的になる。

第三は「融通を利かせること」

いつ良い波が来るかわからないから、常日頃から生活や仕事をフレキシブルにする。

第四は「協調性」

いつ出かけても、誰もが「行っておいで」と言える雰囲気がある。

誰がどういう仕事をしているか、周囲の人が常に理解している、お互いに信頼しあっているから機能している仕組みであること。

第五は「真剣なアスリート」を多く会社に雇い入れ、彼らを引き止めること

アウトドア製品を開発・製造・販売している同社は、自然やアウトドアスポーツに誰よりも深い経験と知識を持っていなければならず、そのためにはプロフェッショナルを雇わなければいけない。

以上のような理由から同社は社員がいつでもサーフィンなどの自分の好きなスポーツに時間を割けることが出来るようにしているそうです。

結局その精神は、会社の勤務形態を「フレックスタイム」と「ジョブシェアリング」を具現化したものになっているのです。

その他にも同社の人事管理には先進的な取り組みが多くあります。

また同社は企業が存在する使命を「私たちの地球を守る」こととしています。

売上高よりも利益よりも、このことを優先しているのです。

(中略)

経営者は常に孤独であるといいます。

自分の進むべき道が何処にあるのか、誰の責任でもなく、自分の責任で歩んでいかなくてはならないからこそ、何処に其の信条を持つかが問われます。

(引用終わり)

いかがでしょう?

とてもユニークなやり方ではありますが、その会社によって、また社長の思い入れによって方法は様々だと思います。

10年後には10社のうち9社はなくなってしまうと言われるご時勢です。

企業を経営する上で(企業活動を続ける意味で)、お金はとても大事ですが、利益や効率以上に大切なものがあると思います。

ここ数日は、ビジョンについて記載してきましたが、結局はお金だけでははいやりがいを求めています。

むしろ、同じやりがいを持つメンバーが揃えば、これほど心強いものはありません。

さて、今回引用したメルマガの執筆者は、株式会社ヒューマンリソースみらい 社会保険労務士の荒木秀さんです。色々な視点から経営を支援されていらっしゃいます。

2007年10月3日

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