元気な企業のキーワード!
景気後退局面が続いています。
そんな中でも、黒字を継続している元気な企業があります。
中小企業庁が、平成20年9月に「元気なモノ作り中小企業300社」を発表しました。
(アンケート調査は、帝国データバンクが行ったようです。)
中小企業は、高度なモノ作り技術により日本産業の国際競争力を
支える経済活力の源泉となっています。
私が注目した特徴としては、
他社が参入していないニッチ市場(すきま市場)に特化している。
です。
これから創業する場合、景気の悪化と共に業績も悪化
してしまうビジネスは避けたいものです。
今回の景気後退は特別かもしれませんが、景気の波は
今後も上下が必ずあるからです。
誰もが注目するビジネスではなく、オンリーワンのビジネス
を行いたいものです。
オンリーワンのビジネスというと、どうしても開発をして特許
を取得するようなものを想像されるでしょうが、違います。
本来あるビジネスに1つスパイスが加われば、もうオンリーワン
だと思います。
今回のアンケート結果では、凄い開発をした企業がピックアップ
されているのではなく、誰もが目をつけないニッチ市場で勝負しています。
たとえば、
プラネタリウムのトップメーカー
(東京都府中市、㈱五藤光学研究所)
大量生産に向かないプラネタリウム市場に参入し、手作業による
レンズ研磨を武器に大手海外メーカーと比較して10分の1の価格
を実現したことで世界的企業へと躍進し、世界シェア40%にまで
昇り詰めた。
屋根材製造業
(長崎県松浦市、中興化成工業㈱)
ガラスクロス等の工業用クロスにフッ素樹脂を含浸(コーティング)
するコア技術の工業化に成功した。
その甲斐あって、国産初のドーム用屋根膜材である「スカイトップ」が
北京オリンピックメインスタジアム、ワールドカップ南アフリカ大会の
スタジアム屋根材等にも採用された。
景気に左右されないオンリーワン、探しましょう!!
「不景気は商売がうまくいかない原因ではなく、
平等に与えられた条件にすぎない」 藤田田(日本マクドナルド創業者)
2009年2月6日