「ノリ」が合う社員こそがベンチャーには不可欠!?
日経ベンチャーの6月号で「ザ経営者」というコーナーがあります。
今回は、会社設立から約20年、民間の気象情報という新しいビジネスを切り開いた株式会社ウェザーニューズの石橋会長です。
なんと、東証一部上場で売上高は111億円(2006年5月期、連結)
そのウェザーニューズの創始者、石橋氏は創業メンバー、社員について語っています。
興味深かったのが、「好きな仲間とやってきたからこそ、ここまできた。」
というもの。
「好き嫌いで社員を選んで会社は本当にうまくいくのか!?」
と思いますよね?
氏曰く、
「ベンチャーってのは、地図もないまま未知の海に漕ぎだすんだから、気の合う仲間と一緒じゃなければ、いつか嫌になってしまう。」
「大事なのはノリが合うかどうか。
それがないと、ベンチャーはやっていけない」
確かに、会社は人と人の集合です。
難しいことよりも、「1+1=3」になるような勢いとパワーが重要ですよね。
よく考えてみると、
1日のなかで仕事をしている時間が1番長いのです。
という事は、会社のメンバーと顔を合わせている時間が1番長いのです。
創業時は、同じベクトルのメンバーが集まっていた方が、
皆同じ方向での力を発揮しやすいので、ベンチャーとしての勢いは断然ありますね。
失敗しない為には様々なベクトルのメンバーがいた方がよいという意見もありますが、
そもそもベンチャー企業は、「失敗しない為には」を第一に考えて様々な意見を集約するよりも、
「成功するためには」を考えるべきではないでしょうか!?
同じ価値観と同じ目標を共有するには!?にフォーカスすべきでしょう。
経済環境の変化が激しいこの時期、「勢いに乗って業績をたたき出してから、次のステージへ移行」というくらいでないと、起業後の業績はなかなか離陸できないかもしれません。
最初から100点満点を目指すのではなく、まずは同じ価値観と目標を共有するメンバーと、
第1ステージクリア!を目指して邁進しましょう!
2007年6月5日