未来の資金繰りを予測しよう!

■未来の資金繰り見込みの作成

 現在の資金繰り表が作成できたら、未来の資金繰りも見えてきます。

 未来の「資金繰りの見込み表」を作成するのは、難しくありません。

 未来の資金繰り予定表を上記の(1)(2)(3)の区分で作成します。

(以下、「現在の資金繰りを把握する!」を参考に作成してください。応用編になります。)

(3)の固定支出は、毎月ほぼ変わりません。(固定支出ですから!)

 その同額を翌月以降にも記載します。

 あとは、変動する(1)と(2)がどうなるか?です。

(1)-(2)が、固定支出である(3)を超えていなければなりません。

 未来の(1)と(2)が予想もつかない・・・という場合は、

 前年同月の数字を入れましょう。 この場合は昨年の実績が目標になります。

 確定している(3)と、目標とする(1)と(2)が決まったら、

 未来の資金繰りの傾向が見えてきます。

■資金繰り予定表を活用しよう!

 資金繰り予定表が完成したら、そのままではイケマセン。

 予定(目標)と結果を比較しましょう。

○予定(見込み)と実際の結果は同じだったのか?

○違っている部分はあるのか? 違っている部分はどこか?

○なぜ、見込みと違ってしまったのか? その原因は何か?

○目標通りの資金繰りを達成するには、どうしたら良いのか?

 という資金繰りのPDCAを行ないましょう!

 その為にも、まずはここ数カ月の資金繰り表を作成して、現状を把握したうえで、

 未来の資金繰り予定表を作成しましょう!

 そうすれば、資金繰りの季節変動も把握した上で安心して経営することができますね。

2012年12月20日

マンガで分かる税務調査省略
「誰が対応するの?」スタッフ紹介
お客様の声「蛭田会計の特徴」
616人の社長が購読中 「安心経営」通信 クリックして無料購読申し込み