現在の資金繰りを把握しよう!

 早いもので12月も下旬になりました。

 年末は、いつもの月より臨時出費が増える月でもあります。


「季節変動」という言葉があります。

 読んで字のごとく、季節によって業績が変動することをいいます。


 この季節による業績の変動を把握することはとても大切です。

 だから、自社の季節変動を把握している社長さんは多いです。


 しかし、月々の業績の変動をよく見ていても、資金繰りの変動まで

 よく見ている社長さんは少ないのではないでしょうか?


 業績が下がり気味なら、なおさら資金繰りの推移を把握することが重要です。

 どのような資金の動きをしているか?が企業継続の生命線だからです。


 借入金の返済猶予や条件変更を打診する場合、金融機関は必ず

「過去の資金繰り実績表」と「未来の資金繰り予定表」の提出を求めてきます。

 過去と未来の資金繰りを見ることで、その企業の継続可能性を把握するのですね。


 なぜなら、業績が黒字でも、返済や未払金の支払いが大きい場合は、

 資金繰りがマイナスの場合があるからです。金融機関はここをチェックするのです。


■まずは、現状の資金繰りを把握しましょう!

 現状の資金繰りを把握するのは、難しいことではありません。

 ポイントは、どのように現在の現預金の動きを追いかけるか?です。


 資金繰りを追いかけて、次の5つの区分に分けてみましょう。


(1)売上代金の入金
・現金売上入金・売掛金入金・手形決済入金・手形割引入金

(2)変動費の出金
・仕入現金支払・買掛金支払・支払手形決済支払

(3)固定支出の出金
・借入金返済・未払い金支払・家賃・給与・社会保険
・リース料など毎月一定額支払っているもの

(4)臨時の入金
・借入金の入金
・自社資産の売却など臨時的な入金

(5)臨時の出金
・賞与の支払・税金の支払など臨時的な出金

※資金繰りとは、現預金の【実際の】入金と出金です。


 上記の5つの区分に分けて、過去の数ヶ月間の資金繰り表を作成します。

 数ヶ月間の入金の(1)と出金の(2)(3)の推移を見てみましょう。

※(4)と(5)は、臨時なので無視です!

 あくまで、資金繰りの傾向を把握するのが目的です。

 突発的な入出金を分ける為に(4)と(5)を設けているだけです。


 この足し算引き算の合計が、その月のお金の増減になります。

 固定支出が大きいなぁ。

 売上入金から変動費の支払いを差し引くとこれだけしか残らないの?

 新規融資の返済額が増えたから、固定支出が増えてるなぁ。

 などなど、資金繰り表を見て驚くことがあるかもしれません。


※資金繰り表は、10万円単位または100万円単位で作成します。

 お金の流れを掴むことが大切なので円単位で作成する必要はありません。


※会計ソフトで作成できるものもあります。

 会計ソフトを活用しない場合は、現金預金の入出金を2ヶ月間追いかけましょう。

 そして、数ヶ月分の資金繰り実績表を作成します。これで自社の資金繰りの傾向が分かります。





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