PDCAは、どこからスタートしたらよいか!?
「PDCAは、どこからスタートしたらよいか!?」
やはり、Pからです。
そして、素早くDCAと一回転しましょう。
2回目は、一回転した後ですから、より具体的なP計画が作れるでしょう。
3回目は、余裕です。
より多く回転させると、より実態にあった計画(P)が作れます。
最初は、なかなか思うような計画(P)がつくれないでしょう。
ここが、最初のハードルなのです。
勉強熱心な社長さんが多いです。
最初の計画について、思い描いているものが素晴らしいものなのですね。
でも、素晴らしい計画をつくるのが目的ではないですよね?
目的は、「経営の手段、経営判断の材料として活用すること」です。
更にいえば、経営の比較対象として、計画(P)を作成するのだと割り切ってしまいま しょう。
計画をつくることが目的になってはいけません。
時間をかけて練りに練ったら、斬新な計画が出来るかといったらそんな事はありません。
PDCA経営管理は、あくまで王道な経営管理手法です。
斬新ではないですが、これに勝るものはありません。
急がば回れではないですが、実直にこなせば必ず経営は強くなり、社長力もアップします。
※ここで書いているのは、経営判断の材料として、経営の手段としての計画であって、事業戦略の斬新なアイディアの構築ではありません。
事業戦略の斬新なアイディアは学んで生まれるものではありません。
あくまで、自社と自社を取り巻く環境を理解して生まれるものであって、その方法論はありません。
(参考までに)
戦略は、会議室で生まれるものではなく、喫茶店で生まれるものである。
きれいなプレゼンテーションではなく、喫茶店の紙ナプキンでボールペンで走り書きするものほど儲かる。
少なくとも何億円という利益を生み出した事業は、私の場合すべてそうやって始まった。
戦略は難しくて、勉強しないと構築できない。
そのような概念がはびこるのを私は残念に思う。
なぜなら、戦略を学ぶこちに時間を使い、戦略を生み出すこと、そして行動することに躊躇してしまったら本末転倒だからだ。
本当の戦略は、会議室で議論されるような静的なものではなく、考えただけでゾクゾクし、実行されるものだ。
神田昌典著 「60分間企業ダントツ化プロジェクト」より
PDCAの計画(P)は、経営の手段。
経営の比較対象、経営判断の材料として活用するもの。
素早く、自社の状態を把握するためのもの。
割り切って捉え、素早くPを作成し、PDCA経営を始めましょう!
2010年6月2日