スティーブ・ジョブズの逆境の乗り越え方
松下幸之助とは正反対のワンマン経営者ともいえる、アップル社のスティーブ=ジョブス。
現在では幅広く知られ、アップル社の屋台骨を支えている“iPod”ですが、その発売は、米国同時多発テロの1ケ月後という最悪のタイミングでした。
業界関係者からは、「先行している携帯音楽プレイヤーはたくさんあり、iPodは価格も高い。いまはタイミングが最悪。売れるわけがない。」との評価での発売だったのです。
日経ベンチャー2月号に、iPodの発売を巡るジョブスの価値観が書かれています。
(以下、抜粋)
ジョブスは逆風などおかまいなしだった。
あったのは傲岸不遜なまでの自負心だ。
ジョブスの口癖は、
『世界を変えよう』
『世の中が震えるくらいの製品をつくろう』
その言葉と強烈な個性に魅了されたスタッフがジョブスの周りに集まり、
革新的な商品を世に送り出してきたのです。
ジョブスには『景気が悪いからモノが売れない』という考えはありません。
あるのは、世界が驚くようなものを作れば売れるに決まっていて、
必然的に景気もよくなるという発想なのです。
ジョブスと松下幸之助は、正反対なようで、似ている部分があります。
成功するまであきらめないハングリーさです。
「失敗とは成功する前にあきらめることだ」
松下幸之助
「ハングリーであれ、バカであれ」(stay hungry,stay stupid)
スティーブ=ジョブス
常識にとらわれてあきらめるより、
不可能といわれようと成功するまであきらめない2人の執念を感じた記事でした。
2009年3月3日