起業に必要なものとは?-事業計画

ここ数年、リストラや早期退職優遇制度等をきっかけとして、独立開業する方が多い。

前職で培った商品知識や人脈を駆使して同じ業種で起業される方もいれば、まったく畑違いの職種で一旗あげようと起業される方も当然おり、そのスタイルは千差万別である。

しかし、総務省の「事業所・企業統計調査」によると平成6年の調査以降、廃業率が新設率を上回っているのである。

大資本による大規模店舗の目まぐるしい進出や、バブルが弾けて高度成長期が終焉を迎えたこと等、背景には様々な要因が含まれていると思われるが、昨今目立つのは、開店しても1年持つか持たないかで閉店に追い込まれる店舗の多いことである。

今まで創業についてご相談いただいた多くの方は、創業後「こんなふうにビジネスを展開していきたい」といった夢をお持ちでした。

当然その夢なくしては創業時のご苦労にも耐えられないでしょうし、誰もその方を応援しようとは思わないでしょう。起業するにあたって「夢」は絶対に必要だと思います。

しかし反面、夢だけでメシは食っていけないのも現実です。

計画性なく手元資金を場当たり的に突っ込み、その後についてはなるようにまかせているという、こうして文章にすると「そんなバカな!?」と思われるような方が非常に多いのです。

もし起業された全ての方が綿密に事業計画を立案し、その計画と現状の差異を最低でも四半期ごとに確認してその理由を分析し、迅速な対応をとっていたとしたら、こんなにも廃業率は高くならないのではないかと思います。

事業計画、きちんと立てていらっしゃいますか?

事業計画について、当社にお問い合わせ下さい!!

中小企業診断士 川口貴之

2006年6月27日

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