捨てる決断

少し前ですが、10月26日の日本経済新聞の記事「一目均衡」に“捨てる決断、アップルの教訓”という記事がありました。


ここ10年間で最も輝いた企業として、経営危機の瀬戸際から株式時価総額でIT企業の世界一にまで復活したアップル。

10数年前のアップルは内紛や商品戦略の失敗が続き、青色吐息でした。

「マッキントッシュ」は、一部のファンから指示されているだけのいわば「ガラパゴス商品」となってしまっていたのが、1997年にスティーブ=ジョブズが復帰して変わったのです。

復帰したジョブズが真っ先にした事が驚きます。

ライバルであるマイクロソフトのビル=ゲイツに2つの事を頼みこんだのです。

1つめは、「ワード」などマイクロソフトのソフトをアップル製品でも動かせるよう改良して欲しいという依頼。

もう1つは資金援助(出資)でした。


幸い、この2つをゲイツは応諾し、アップルはなんとか命脈をつなぐことができました。

そこから、復活の快進撃の始まりです。

復活の原動力は、「捨てる決断」でした。


アップル社は、2001年に従来の基本ソフトに見切りをつけ、「OSX(テン)」と呼ぶ新OSに切り替えたのです。

バージョンアップではなく、切り替えです。
切り替えなので、以前のOSに準拠したソフトやユーザーの熟練は水泡に帰してしまいます。

古くからのファンや社内からの猛反発もあった中、ジョブズの決断で押し切りました。

iPod iPhone iPad など、それまでの概念を覆す商品群が生まれました。


旧OSにしがみついたままではアップルを支える商品競争力は生まれず、今日の反映はなかったでしょう。
「捨てる決断」があったからこそ、現在のアップル社があるのでしょう。


現在の経済状況では、「捨てないリスク」や「過去にしがみつくリスク」の方が大きいのかもしれません。

従来の「基本ソフト」を捨てて、新たな道に踏み出す決断が必要なのですね。


今日から、事業仕分け第3弾後半戦がスタートします。

弊社が入っている五反田のTOCビルで行われています。

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(2010年11月15日公開)

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