「新しいこと」より「違うこと」

日経トップリーダー2月号に「新しいことをするより違うことをする」という記事がありました。

新聞やテレビのニュースで話題になる商売のネタは、新しいことや斬新なことが多いですね。

そこで商売でも、新しいことをすると成功すると思われがちと思います。

しかし、中小企業の場合は当てはまらないと思います。

以下、記事の抜粋を含めてまとめます。

そもそも「新しいこと」は、そう簡単には発見できない。

また発見できたとしても一過性のアイディアである場合がほとんどである。

新技術などを生み出し市場を創出して成長を目指す、というのは大企業向きの考え方なのだ。

では、中小企業に向いているのは、どんな方法なのでしょう?

それは、同業他社と少し「ちがうこと」をすることです。

既に存在している数多くの競合ライバルの中で、顧客が抱えている不満にフォーカスし、少しでもその不安を解消する商品やサービスを提供する。これだけで、他社や他製品サービスとの差別化が図れます。

実際、普通の中小企業が成長するパターンはこれです。

既にある製品分野でも、つくり方、製造する地域、売り方などを変えることで競合から抜け出すことはできます。

ここでフォーカスすべきは、既存顧客が抱えている不満です。

これをライバルよりも少しでも解消できれば、結果は変わります。

同じく日経ベンチャー「あしたの普通」という記事に、昨年12月銀座にオープンした「アバクロンビー&フィッチ」通称”アバクロ”の事が書かれていました。

オープン時(今もそうですが)の賑わいがニュースでもよく報道されていました。

そのニュースでよく取り上げられていたのは、そうです。”ストアモデル”と言われるイケメン達です。

このストアモデル達は、アバクロの商品をまとい店内を踊りながら店内を動き回っています。

彼らは接客はしません。まさに「動くマネキン」です。

動くマネキンの発送は昔からあったけれど実際に実行したのはアバクロです。

勇気を出して、他とは違うことを実行すれば結果は大きく違います。その反響はここで書くまでもありませんね。

2010年2月5日

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