PDCA経営管理「損益分岐点を認識しましょう!」

企業の第一の目標は“継続”です。

大きな黒字とはいいませんが、赤字は避けたいところです。
(起業したばかりの企業や新規事業を立ち上げ、複数年での投資回収を図る場合は別ですが)

今日は、企業が継続し、発展させるための経営管理方法に第一ステップをお話します。


「自社の損益分岐点を認識しましょう!!」


企業活動を継続するには、資金繰りを回すことです。

更に言えば、現在の手持ち資金で営業活動を行ない続けることです。

黒字経営を継続するには、「損益分岐点売上高」を目標に経営活動を行うことが一般的です。

一般的な「損益分岐点売上高」は、まさに利益が0になる状態をいいます。


しかし、借入金の返済は経費になりませんから、借入金の返済がある場合は損益分岐点売上高が達成できていても、キャッシュフローがマイナスになってしまう事もあります。


そこで、借入金の返済がある場合は、返済額も固定費に含んで計算しましょう!!

資金繰りを含んだ“企業継続必達分岐点”です。


一般的な損益分岐点売上高の求め方は、「固定費÷限界利益率」で簡単に求められます。


売上高―変動費―固定費=利益
売上高-変動費=限界利益

例をあげます。
売上高 100
変動費  30
(限界利益 100-30=70 
 限界利益率 70÷100=70%)
固定費  80
利益   △10

この企業の損益分岐点売上高は、80÷70%≒114 になります。


確認のために、この損益分岐点売上高が達成できた場合を例に当てはめてみましょう。
売上高 114
変動費  34
(限界利益 80)
固定費  80
利益    0


しかしクドイですが、借入金の返済は経費に入っていません。
借入金の返済がある場合は損益分岐点売上高が達成できていても、キャッシュフローがマイナスになってしまう事もあります。


私は、「売上高-変動費―固定費―返済額≒企業継続必達分岐点」としています。


企業継続必達分岐点だけでなく、プラスαの目標利益を加算しても良いと思います。
蛭田事務所では“夢資金”と呼んでいます。
将来の○○のため、毎年、または毎月○○円の夢資金を獲得するための目標業績を求めましょう、とお話しています。


この損益分岐点売上高(または、企業継続必達分岐点)を求めるには、経費を“変動費”と“固定費”にキチンと分けて計上する事が大前提になります。

自社の限界利益率、損益分岐点を把握するために、経費の性質(変動的な経費なのか、固定的な経費なのか)を把握して経理しましょう。


経費を「変動費」と「固定費」にキチンと分けることにより、経営管理行動として、

(1)限界利益率(限界利益/売上)を下げるには、どうしたら良いか。

(2)固定費を下げるには、どうしたら良いか。


が、損益分岐点を引き下げ、自社の体質改善を図る施策行動になってきます。





(2009年02月23日公開)

→ 定期的に無料セミナーを開催中。詳しくはこちら。

「誰が対応するの?」スタッフ紹介
お客様の声「蛭田会計の特徴」
616人の社長が購読中 「安心経営」通信 クリックして無料購読申し込み
.