社員が感じる働きがいは?

本日の日経で、「社員が感じる働きがいは?-あなたが働きがいを感じる要素は何ですか?」というアンケート結果が出ていました。

結果は、給与や出世ではなく「自分の成長」という総括になっています。

アンケート結果の1位は「自分の成長」(46%)、2位は「達成感」、3位は「職場への貢献」、4位は「社会への貢献」と、上位に数値で示しにくい項目が目立っています。

7位に「賃金」となっており、経営者側との認識のズレがあるのではないか。と結論づけています。

なぜかというと、若手の社員は「上司のコミュニケーションが下手」、「管理職にはなりたくない」という意見が多いそうです。

少し残念な気もしますが、若手社員の純粋な「やりがい」に応えることができていないのではないか、と立ち止まって考える必要もあるのではないでしょうか?

最近は景気も回復し、人手不足に陥っている企業も多いです。

私も社長さんから人手が足りていない、というお話をよく伺います。

これも景気が良くなってきた兆候でしょうが、人手不足の兆候が出るのは大企業より中小企業が先です。

中小企業は人手不足を解消するために給与を上げますが、これでは体力が持ちません。

実は従業員さんが求めているのは、「現在のお金」ではなく、「夢」、「目標」、「やりがい」であることが伺えます。この視点から考え、企業側にとっては社員の意欲をどう高めるかが課題です。

自社の「存在意義」、「自社の5年後の目標」、「企業理念」などを明確にしている企業、かつ、それを具体的に行動に移している企業は社員のやりがいを大きく引き出せるはずです。

実は、目先の利益よりもこの定義付けが、中小企業が生き残っていく課題ではないでしょうか。

2007年10月1日

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