イチローに学ぶ経営術

イチローのこだわりは、シーズン200本安打だといいます。

打率でも、打点でもありません。

なぜかというと、打率を目標にしてしまうと1打席ごとに打率を計算し、一喜一憂してしまうからだといいます。

また、打率王や打点王だと他者との比較もあるため、自分自身との戦いに加えて他者(ライバル打者)との戦いも加わってしまいます。

200本安打であれば、あと何試合で何本ヒットを打てばよいのか?と具体的に計算し、自分自身との戦いをするのだといいます。

だから、イチローのこだわりは、1シーズン200本安打なのです。

これを経営にあてはめてみましょう。

「目標売上○○円」よりも、「目標来客○○人」の方が具体的に行動しやすい

このように、現場の行動に結びつきやすい“表現”に変える必要があると思います。

例えば、飲食店であれば、客単価は算出できます。「売上高÷客数」です。

前年比○○%アップという売上目標ではなく、

「平日の来客○○人、週末の来客○○人を目標!!」

「客単価をあと○○円アップする!!」

とするだけで、現場の頑張りも具体的になってくると思いませんか?

目標売上を具体的な表現に替えるだけで、“目標を達成するための具体的行動”も自ずと出てくるはずです。

「1日あたりの目標来客数○○人」と設定したら、お店の開店時間中に、タイムリーに来客数を現場でアナウンスし、目標に満たなければ具体的行動(たとえば、呼び込みやビラ配り)をすると決めてもよいと思います。

目標を単なる数字合わせしてはもったいないのです。

自社の生き残り、継続、発展のための“ツール”となるように、

「根拠のある目標から始まり、行動計画に結びつけること」が重要です。

戦略的な経営管理を行ない、自社の行動に変化を起こしましょう!!

2011年4月20日

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