事業承継のハードル

事業の後継の時期を迎えている企業が多いです。

平成20年10月には、「中小企業における経営の承継の円滑化に関する法律」が施行されました。

戦略経営者の4月号のコラムです。

『オヤジとムスコの意見は合わない』

制度や手続きの面ではなく、親から息子へ事業を引き継ぎを考えている

両者の感情面の葛藤について書かれていましたので紹介します。

世代交代の時期はオヤジにとってもムスコにとっても試練の時期です。

ジェネレーションギャップ

オヤジとムスコの育った時代には三十年ほどの隔たりがあるため、

ものの見方やビジネスに対する価値観が違うのは当然である

興味深いのはライフステージの違いからくる心理の違いである。

人生の段階によっての『心理的な反応』の違い。

例えば、オヤジはビジネスに収穫を求める。ムスコは種まきを優先したいなど。

つまり、現象は同じであっても、オヤジとムスコの心の底では全く異なる動機が働いている。

ということは、「同じ事実を見ていても相手には全く違う風に見えている」のですね。

この大前提をもってお互いに接しないと、議論が進まない。コミュニケーションが深まらないということです。

解決方法がいくつか掲載されていました

○オヤジとムスコの間で「相手の話を最後まで聞く」ルールを設ける。

○対策を議論する前に、まず現実をどう受けとめているかを話し合う。

 (現実の理解が違っていると、噛み合わずケンカになってしまう)

○職場でこっそりオヤジはムスコの、ムスコはオヤジの席に座ってみる。

 相手の世界をイメージし、相手が自分に何を期待し、何を与えたいと

 思っているのかをイメージしてみる。

○ケンカになったらそれを楽しむこと。ケンカもコミュニケーションのひとつの形なのだ。

トラブルになるのも、結局は感情の問題が発端の気がします。

参考までに。

2009年4月8日

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