儲からない市場で儲ける経営

この景気で売上が減少している企業が目立つと思います。

そんな中、ディズニーランドやマクドナルドの業績は好調です。

だからといって、「安近短がよい」「安売りすれば儲かる」と結論してよいのでしょうか!?


現状でどう業績を維持し、更に伸ばしたらよいのでしょうか?

日経トップリーダー4月号に掲載されていました。

「儲からない市場で儲ける経営」

この商売は儲からないと、あきらめるのは早い。
視野を広げ、見方を変えて、発想を転換しよう。
今の延長線上に、次のメシの種が見えてくる。

鹿児島県北西部の阿久根市。
人口2万4千人ほどの静かな町。
過疎化が進み、人口の3割が65歳以上の高齢者の町で
売上を伸ばしている大規模ショッピングセンターがある。

同市に本店を置くマキオが運営する「A-Zスーパーセンター阿久根店」

既存のスーパーや百貨店などの売上が伸び悩むなか、
人口の少ない地域にしか店舗を持たないマキオがなぜ着実に成長できるのか。

それは人口減少や高齢化という社会の流れに沿った店作りをしているから。
と書くと、
「それは、外部環境に合わせた経営をしましょう!」
という教科書とおりの解答で、
「それは分かってるよ」と言われてしまいそうです。


実は、社会や地域に合った経営を行なうには【信念】が必要になってきます。

この「A-Zスーパーセンター阿久根店」の品揃えは、決して合理的ではなく
仏具や火鉢、大型の調理釜から自動車まで揃っています。

効率経営の視点では、まったく逆のお店づくりです。


自動車を置き始めたのは2000年。
阿久根では日常の足として、生活に必要な品だからという理由。
燃料を満タンにした状態で諸経費も含めた値段をつけ、
セールスマンなしで陳列している。

この品揃えについても、当初は経営効率が悪いとバカにされながらも
信念を貫いたそうです。

牧尾社長曰く、
「数字上の経営効率を後回しにして、どこまでお客を向いた店づくりに
徹することができるか。
これからは都市部でもここが勝敗を分けるカギになってきそうだ。」

そういえば、今日の日経新聞の春秋欄にも
ディズニーランドは今期好調だが、1983年の開園当初は
「入場者、予想の3分の1」だった。
「ハイテク時代に童話の世界は時代遅れ」
「熱しやすく冷めやすい日本人にはどうか」
という評もあったそうです。

その後、お客様を楽しませるには。とその後の企業努力が実り、
今に至ったのだと思います。

単純に景気が悪いから安近短が好調だ!
と合理的に判断するだけが経営判断ではないと思います。

合理的な分析や他者の声に惑わされることなく【信念をもって】継続することが重要ですね。


手の届く目標を立て、1つひとつクリアしていけば、
 手が届かないと思っていた目標も手が届くようになる
                        イチロー(メジャーリーガー)






(2009年04月03日公開)

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