業務改善を拒むもの

急激に経済が落ち込み、企業も大きく業績が落ち込んでいます。

今までのやり方のままでは、業績が下がる一方だと思います。

今までのやり方でやっていけるのであれば、それで良いのかもしれません。

しかし、今は良くても1年後、2年後、3年後、今のままのやり方同じ結果(業績)が続くと思いますか?


環境の変化が激しいほど、人も組織も環境に適合(業務改善)する必要があります。

しかし、業務改善はスンナリできるとは限りません。

業務改善を拒むもの、それは、「心の壁」です。


人間は楽な方を選びます。
当然、「挑戦」ではなく「安泰」を選びます。

心理学的にはそれは自然なことなのです。
しかし、今「安泰」「いままで通り」を選んでよいのでしょうか?

「火のついた水鍋で気持ちよく泳いでいたカエルが茹でガエルになってしまう話」があるように、頭では分かっていても、心は楽な方を求め、変革の邪魔をします。

まず、必要なのは社長が業務改善することを決意すること。
次に、全社一丸となって業務改革に取り組むことです。

しかし、社長の決意が従業員に伝わっていない企業が多く見受けられます。
やはり、「心の壁」が邪魔をしています。
従業員に、業務改善の必要性を理解してもらうにはどうしたらいいでしょうか?


先日、「働くことの喜びはみんなディズニーストアで教わった~加賀谷克美著~」
という本を読みました。その本に「心の壁」を動かすヒントがありました。


ディズニーストア(ディズニーランド)は、顧客満足度が高いサービスです。
そして、従業員教育もユニークで素晴らしいのです。


以下に2つご紹介します。


限定思考ではダメなんだ!

「そんなこと、できるはずないよ!」

業務改善の会議でよく聞くセリフです。

やる前から無理だと決めつけてしまう。

それはそうです。
先ほど、書いたように、人間は変化を嫌います。
その上、今までやってきた事の延長で考えてしまいます。
けれど、少しちがう角度で考えてみましょうよ。

その硬直した思考を打ち破るための、「ポテト」というトレーニングがあります。

やり方は簡単。まず、生のジャガイモとストローを用意。
そして、このストローをジャガイモに突き刺して貫通できるかという実験。

実際に行う前に、参加者にこの実験が成功するかをたずねると、
「そんなこと、できるはずはない!!
だって、あんな硬いジャガイモにストローが貫通するなんて、ありえない」
という答えがほとんど。

しかしトレーナーは、
「やる前からあきらめていませんか?
チャレンジする前から無理だと思ったらなにもできませんよ。」

と言って、ジャガイモにストローをみごと貫通させるのだそうです。

やる前から無理だと決めつけないで、まずは枠外思考で挑戦してみましょう!


ルールは「制限する」ためだけにあるんじゃない!

「それはルール違反だ!」
「今までのやり方と違う!」

これも業務改善の会議でよく聞くセリフです。

今までの方法や価値観に縛られては業務改善できません。

硬直した思考で、「今までのルールややり方」に縛られていると、
「今までと同じ結果」しか得られません。

そもそも、「業務改革=変化」が必要なのは、今までのやり方では立ち行かなくなってしまうからですよね?


『今までとは違う結果を求める』ならば、 
『今までとは違う考え方、やり方』をする必要があります。

一歩、前に進む勇気をもち、柔らかな発想で、業務改善してゆきましょう。

失敗を恐れてはいけない。失敗にこそ成功の芽は潜んでいる。
     柳井正(ファーストリテイリング会長兼社長)





(2009年03月05日公開)

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