伸びる会社の時間術

ある雑誌で特集されていました。

「伸びる会社の時間術」

伸びている会社社長の時間の使い方です。

社長の時間術なので、早起きとか朝の勉強などというコツやノウハウではなく、目指す効果にフォーカスした特集です。

従って、起床時間、就寝時間、仕事時間は、それぞれの社長によって様々です。

ワタミ渡邉美樹社長は、起床後一日のスケジュールを確認し、目を閉じて自分がやるべきことを頭の中でシミュレーションする。

「これはこうやろう、あれはこうしようと、何度も考えを巡らせ闘志を高めていきます。スポーツ選手のイメージトレーニングに似ているかもしれない。」

松井証券松井道夫社長は、起床後、すぐ入浴する。ぬるま湯に1時間ほど半身浴しながらひたすら本(歴史書や哲学書)を読んで考える。考えるトレーニングをする。

「経営というのは、経営者の感性が業績を左右します。大事なのは人の意見や何かにとらわれず、自分の頭で主体的に考えること。それが社長業のすべてである。いくらハードワークをしても、手を動かすだけなら、経営者として社員や株主に対する裏切り行為だと思う。」

トリンプインターナショナル吉越浩一郎社長は早朝会議に重点を置いた時間配分をしている。

「私にとって毎朝の会議は会社を動かす原動力でした。頭脳だったと言ってもいい。会議の1時間半をクリアしてしまえば、あとは寝ていてもいいというくらいのつもりで集中していました。そのくらいの気持ちで朝の会議に勝負をかけていたことは間違いないですね。」

皆さん1日の中で効率的に「考える」という事に重点を置いています。

極論を言えば、社長業=考える業。です。

松井社長は、

経営者のすべき事は考えること。自身が経営者になったばかりのころ(まだ中小企業だったころ)は、考える作業をあまり重視していなかった。しかし、ある先輩経営者に「経営者は考えるのが仕事。社員と一緒に仕事して、同じような作業をするだけなら誰でもできる。曜日や時間に縛られず考え続けろ」とアドバイスされた

のをきっかけに、捉え方を変え、松井証券の飛躍の土台となった営業マンの廃止とネット集中戦略を決められたそうです。

うちは中小企業だから無理といわず、1日の始まりの1時間だけでも、会社のこと、社員のこと、商品のことを考えてみましょう。私も毎朝、習慣づけたいと思います。

2008年2月1日

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