現場で効果の出る目標設定

ビジネスでも投資でも勉強でも、頑張ったからといって効果が出るとは限りません。

企業を経営する上でも同じです。

目標を掲げ、気合を入れただけで業績が上がった時代ではなくなってしまいました。

目標には根拠が必要です。

なぜ、売上高○○円が目標なのか?

その目標が達成できたらどうなるのか?

売上高○○円を達成する為に、何をすべきなのかを明確にする事も必要です。

現場の人間、営業マンに売上○○円達成!だけを提示し、頑張れ!だけでは動きようがありません。

これでは、結果を出すのは一部の有能な社員だけです。

より具体的なゴールを提示しなければなりません。

例えば、月に3件の新規顧客開拓!

平均売上高などから新規顧客開拓1件につき売上高がどれだけ上昇するか、を算出し、月に3件の新規顧客開拓が達成できたら目標売上に達するであろうという仮説に基づき、行動計画を策定するのです。

「P-D-C-A」は、「計画-実行-検証-リアクション」ですが、「仮説-実行-検証-仕組み化」とも言えるのです。

最近、読んだ本で「レバレッジ・シンキング」本田直之著を紹介します。

本の中身ですが、むやみに気合で頑張るのではなく、対象に対して効率よく労力を傾けるべし!という内容です。

労力、時間、知識、人脈の項目ごとにレバレッジのかけ方の具体例が掲載されています。

中でも興味深かったのが労力のレバレッジ。

仕組み化し、習慣化できれば少ない労力で最大の成果に結びつく。

この仕組み化する際のポイントは、成果に結びつく肝(KSFキー・サクセス・ファクター)を見つける事である。

このKSFを見つける作業は遠回りのようですが、見つける事ができれば後は、システム化、習慣化できれば成果は半自動的であると記載されています。

上記に記載した「仮説を立て、実行し、仮説とおりにに成功したら、システム化する」というプロセスに繋がります。

最後に、この本で紹介されていた名言を2つ記載します。

○心が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる。

○人間が変わる方法は3つしかない。

1つは時間配分を変える。

2番目は住む場所を変える。

3番目はつきあう人を変える。

この3つの要素でしか人は変わらない。

最も無意味なのは「決意を新たにする」ことだ。

2007年9月14日

マンガで分かる税務調査省略
「誰が対応するの?」スタッフ紹介
お客様の声「蛭田会計の特徴」
616人の社長が購読中 「安心経営」通信 クリックして無料購読申し込み