就業規則-家族経営から脱却するために-

今回は就業規則についてお話します。

最近、就業規則の作成依頼が増えています。

名前は聞いたことは、あるでしょうが、今回はどのような意味があるのかを考えていきましょう。

前回は労働基準法(以下、労基法といいます)についてお話しました。

労基法が、ニッポンの労働条件の基準になるものであることはお分かりいただけたかと思います。

さて、就業規則とは、1企業ごとにオーダーメード。というか、オーダーメードの中でも「イージーオーダー」された労基法の発展型と言えるでしょう。

なぜ「イージーオーダー」なのかというと、あくまでも就業規則は労基法以下の労働条件は設定できず、労基法を下回った条件は労基法まで引き上げられるからです。

そのため、白いスーツを黒くしたり、半そでスーツにするわけではなく、ベースのスーツの襟形を変えたり、ポケットの数や形を変えるようにする、といったイメージが正しいと考えてください。

ちなみにイージーオーダーは和製英語で、英語では“semi-custom-made”と言うそうです。

しかし、労基法からカスタマイズされた就業規則をめぐって労使間の争いになることが多く、ましてや就業規則に定められていない労働条件については、熾烈な問題(裁判手続)になることもしばしばあります。

以前の労働契約書の作成と共に、就業規則は労働者を守る法典であり、事業主にとっても会社を守る重要な盾になってきます。

家族経営から、一歩、脱却するために、就業規則の作成をお勧めします。





(2006年09月25日公開)

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